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セタシジミ漁 最盛期

2020.01.15

NHK NEWS WEB

寒さが厳しくなるこの時期、特においしくなると人気のびわ湖固有のシジミ「セタシジミ」の漁が最盛期を迎えています。

「セタシジミ」はびわ湖の固有種で、大津市の瀬田地域などで漁が行われていることからその名が付けられました。
ほかのシジミと比べて肉厚なのが特徴で、寒さが厳しくなるこの時期は「寒シジミ」と呼ばれ特においしくなると人気で、漁も最盛期を迎えます。
14日朝は、漁から戻った地元の漁師がまず網の中身をかごに広げて小石などを取り除きました。
そして、集めたシジミを20センチほどの高さから船着き場に落とすと、ぶつかった音の違いで生きたシジミをより分け、水揚げは1.5キロほどになりました。
セタシジミは滋賀県の特産として知られていますが、昭和30年代のピーク時に年間6000トンあった水揚げは、ここ数年50トン程度まで減り、県が資源回復に取り組んでいます。
瀬田町漁業協同組合の吉田守さんは「セタシジミは季節ごとに味わいが変わり本当においしい。ことしも水揚げは少ない状態が続いているが、資源回復に取り組みながら漁を続けていきたい」と話していました。

BRUSH

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