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びわ湖の外来水草 監視を強化へ
2021.02.10
NHK NEWS WEB
https://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/20210209/2060006858.html
「オオバナミズキンバイ」や「ナガエツルノゲイトウ」などの特定外来生物の水草は生命力が強いため駆除が追いつかず、びわ湖の生態系への影響が懸念されており、対策を話し合う会議が9日に大津市で開かれ、県や地元の漁協の関係者などおよそ40人が集まり行われた。
「オオバナミズキンバイ」については5年前には過去最大の29.9万平方メートルにまで拡大しましたが、その後、駆除を強化した結果、去年3月の時点でおよそ10分の1となり、減少傾向にあることが県から報告されました。
一方、「ナガエツルノゲイトウ」は依然としてびわ湖の各地で確認されているほか、農地への侵入も報告され予断を許さない状況だとしています。
このため、県や漁協などが水草が繁殖しやすい4月以降、監視や巡回を強化していくことを確認しました。
滋賀県生物多様性戦略推進室の中井克樹主幹は「多くの人の取り組みのおかげで外来水草を管理可能な状況まで抑え込むことができました。しかし、気を抜けば再び繁殖が拡大するので、春以降も気を引き締めて監視にあたりたい」と話していました。