NHK NEWS WEB
https://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/20231201/2060014741.html

びわ湖の今シーズンのアユ漁が１日に解禁され、「氷魚（ひうお）」と呼ばれる稚魚が水揚げされました。

滋賀県ではアユを保護するため産卵期の秋は禁漁となっていて、今シーズンは１日から解禁になりました。
このうち野洲市では、「エリ」と呼ばれる伝統的な定置網の漁を早朝に行った中主漁協所属の漁船３隻が、午前６時半ごろに港に戻ってきました。
この時期にとれるアユは体長が４センチほどの稚魚で、体が氷のように透き通っていることから「氷魚」と呼ばれ、釜揚げやつくだ煮などびわ湖の味覚として知られています。
ことしは、夏以降、雨が少ない影響で、びわ湖の水位が低下していますが、この港で１日朝に水揚げされた「氷魚」は平年並みのおよそ２４０キロでした。
中主漁協の勝見昌和 組合長は「氷魚は釜揚げにして酢じょうゆやわさびじょうゆで食べるとおいしいです。水位低下の影響についてはまだなんとも言えませんが、今後の水揚げの状況をみていこうと思います」と話していました。
びわ湖のアユ漁は来年８月まで行われます。