水難事故

落水→ボートに上がれません

2024.12.12

(画像は海技振興センターのデータを参照させていただきました。)

 

 

昨日、野洲沖で落水事故がございました。

 

小型ボートで釣りしていたAさんはボートの揺れでバランスを崩して落水。

膨張式ライフジャケットを着用していたので溺れはしませんでした。

 

落ち着いてボートの後ろ側にまわり、エンジンに足をかけてボート上に登ろうとしましたが、少し荒れ気味だったのと、着用しているウェアが大量の水を含んで、とてつもなく重くて自身の身体を上げることができなかったそうです。

携帯電話はボート上にあり、緊急連絡をすることもできません。

 

 

荒れる湖面でボートにつかまり、なんとか溺れないように必死だったそうです。

その内、身体はどんどん冷えてきて益々動かなくなる。

 

時間は過ぎていきます。

 

しばらくすると遠くのバスボートがAさん艇の様子が少し変だと気付いて近づいてきます。

Aさんはそれに気づいて合図を送り、なんとか伝わったそう。

 

バスボートが近づいてきても、もう身体が冷え切ってバスボートに登ることはできません。

バスボートの二人に身体をつかんでもらって、なんとかボート上に引き上げてもらえました。

 

身体はガクガクと震えて力が入りません。

あと5分遅かったら低体温症で危なかったかもしれません。

近くのマリーナに、身体を支えてもらいながら上陸し、暖かいシャワーを浴びて元気が戻ってきたそうです。


 

 

こんな状況を聞くと、本当に死と隣り合わせなんだと思います。

冬場は落水=低体温症で死に至る

決して忘れてはいけないですね。

 

 

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