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冬の釣りとアングラーの進化
2020.01.19
近年、琵琶湖の冬のバス釣りは平日でボート・オカッパリ問わず多くのアングラーで賑わい週末ともなれば船団ができるほど。2019~2020年の冬も5キロ、6キロ、7キロのバスが釣れるなど冬でも熱い琵琶湖となっています。
STAFF Xが頻繁に琵琶湖で釣りをしていた1990年代~2000年初頭の琵琶湖の冬の釣りで定番と言われていたのが、季節風(北西風)の影響が少ない風裏の西岸ワンド内にあるマリーナ桟橋(当時は釣りOKの所がほとんどだった)などのマンメイドストラクチャーをジグやライトリグ、巻物ではミノーやシャッドで狙うのが一般的でした。とは言え基本的にはオフシーズンなのでボートも少なく冬に頻繁に釣りをしているのはよほどの物好きレベルでした。当然釣果も基本的にはノーフィッシュが当たり前、釣れたらラッキー(私のレベルでは)だったので、特に釣れない事がダメという感覚はありませんでした。ガイドさんも冬はガイドをされていない方が多かったように思います。
2005年にBRUSHが始まり私がこの仕事について以降、当時冬の釣りとしてピックアップさせてもらって印象に残っているのが下野プロのディープのメタルジグ、その他には南湖西岸チャンネルラインを狙うナカジー&ダウザーのディープクランク、マッスル飛ばし、長谷川プロの湖北でのジョインテッドクローの釣りでした。冬の琵琶湖で再現性がありパターンとして確立される釣りがあるんだとビックリしました。それ以降、メタルバイブ、スコーン(スイムジグ)、ディープクランク、ミノー、アラバマ系、各ビッグベイトなど様々な釣りが世に出てきました。それに加え魚探やエレキも年々進化していき今や冬の琵琶湖でも当たり前に釣れる!と感じる人も増加。
一般アングラーの方に釣行後にお話を聞いていると「厳しかった」「1本しか釣れなかったです」「釣れるけど小さいですね」など悔しがられる方が多いことにビックリしますが、それだけ今の琵琶湖は冬でも釣れるモチベーションで釣りができる素晴らしいフィールドという事ですね。