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南湖の強風時に危険なエリア

2021.04.18

 

 

今年の琵琶湖は強風が吹く日が多いなぁ~と感じる今日この頃。

そんな強風時に南湖でボートに乗る上で危険なエリアを紹介します。

 

 

 

まずはご存じの方も多いと思いますが、木浜沖~堅田沖エリア。

 

 

ここは地形的にも琵琶湖が一番絞られている所で北風や南風強風の際に波が高くなるエリアの1つです。琵琶湖全域で同方向の風が吹いている時はある程度予測ができますが、北湖は北風強風なのに南湖は微風程度・・・という事も多々あります。そんな時に南湖から北湖に向けて北上していると、木浜近くで急に波が高くなって焦った!という話もよく聞くので油断は禁物です。

 

 

次に、意外にあまり知られていないのがディープホール周辺。

 

 

 

ここは西寄りの強風が吹いた時に危険なエリア。ディープホールの東側に矢橋帰帆島という人工島がありますが、ここは周囲が垂直護岸で形成されています。本湖に面している島西側はおよそ1.3kmが垂直護岸となっていて西風強風でぶつかった波が逃げ場がないために再度沖に出て、その波がまた風の波とぶつかって不規則な波になる(三角波ともいわれる)事が多く、ボートで航行する際に非常に危険なエリアです。実際このエリアでは過去に転覆事故やボートトラブル(波の衝撃によるエレキ脱落など)も発生しています。立地的に強風を避けるために帰帆島の水路内でギリギリまで釣りをしていて帰着時間が迫ってきたので外に出てみたら大荒れ・・・でも帰らないといけないのでという事で無理してスピードを出したりすると大変危険ですので、時間に余裕をもって行動してくださいね!

 

荒れてても南湖なら大丈夫!と思いがちですが、南湖もエグい時はエグいので無理のない釣行を。

 

矢橋帰帆島以外でも大規模な垂直護岸のエリアは多々あります。南湖から近いエリアだと北湖東岸の鮎家周辺が有名ですね。下のBRUSHツイッターの投稿は2年前の3月に撮影した動画ですが台風とは関係ない3月でもこれぐらい吹く事もあります。これだけ吹いたらビビリます。

 

 

 

これからのシーズンは湖上ではアングラーの他にも多くのプレジャーボート、観光船、漁船などが往来するので、強風による波以外に引き波にも注意が必要ですね!

 

 

 

 

 

 

 

BRUSH

プロフィール
http://www.brushon.net/