水難事故
水上バイク、琵琶湖で漂流者を救出し感謝状「印象悪いけど役に立てた」
2021.10.27
京都新聞より
今月1、2日に琵琶湖で漂流していた人を助けた2件の活動で、滋賀県警高島署が救助者の滋賀県守山市の会社役員馬野友秀さん(44)と、滋賀県高島市の漁業古川芳和さん(72)に感謝状を贈った。ともに風が強い日で、同署の山口剛署長は「とても危ない状態だった。素早く対応していただき、本当に良かった」と感謝した。
馬野さんは1日、同市鵜川の白ひげビーチから、帆で風を受けボードを操るウイングフォイルをしていた男性が強風で航行不能に陥ったと聞き、水上オートバイで駆けつけた。馬野さんは「水上オートバイはマナーが悪い人も多くイメージが悪いかもしれないが、役に立ててよかった」と笑顔を見せた。
古川さんは2日、パドルをこいで水面を進むSUP(サップ)をしていた女性が岸に戻れなくなったと知り、所属する百瀬漁協の4人と漁船で救助に向かい数キロ沖に流されていた女性を発見した。古川さんは「波があると沖にいる人が見えにくくなるので懸命だった。どうにか見つけられて良かった」と振り返っていた。