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魚探の活用法、オールドスタイル&ニュースタイル
2022.04.28
近年の魚探の進化にともない魚探を活用した釣りのスタイルもここ数年で大きく変化しました。先日公開したYouTube「浚渫・プリスポーン 琵琶湖バス釣り」で実践している榎プロの釣りは長年の徹底した魚探掛けで得た経験で釣るスタイル。今ではローランスのリーフマスターなどの便利なソフトや魚探掛け時に等深線を作ってくれる機能だったり魚探導入時から地形変化や等深線を見て釣りをする事は可能ですが、榎プロはそれにプラスして過去の魚探掛けで得た沈船や岩、オダなどの沈み物の情報をはじめ底質なども自分なりに把握して釣りをしています。
動画内でも言っていますが木浜浚渫エリアはここ十数年の間に4回全エリアを魚探掛けし直して4回目でようやく自分が納得できるマップができたそうです。一言でハードボトムと言っても泥底に比べれば砂地でもハードボトムと言えなくはないですし、砂利底、小石底、岩底、岩礁帯など状況や規模も様々です。その辺は等深線のソフトだけで判断するのは難しく時間をかけた魚探掛けで見つけていくものです。
もちろん底質や沈み物を知っているから簡単に釣れるという時代ではないですが、各エリアの地形変化や沈み物などのスポットを起点に【そこに入るタイミング】【そこに入るルート】【次に動くスポット】などを季節に応じて考えながら釣りをする。地形変化、沈み物、底質など基本的に【動かない物】を狙うのがオールドスタイルのベースとなっています。
※もちろん長い年月で埋もれたり朽ち果てたり浚渫工事で地形が変わったりなどはあります。
そして近年主流になりつつあるのがバス・ベイトフィッシュの有無、動き、ウィードの生育状況など短いスパンで変化する【動く物】をベースにライブスコープやアクティブターゲット、360イメージでリアルタイムに近い情報を元に釣りをするスタイル。4月下旬現在では「小鮎」の動きを追いながら釣りをするアングラーが多いですが、今後季節が進むと最近の琵琶湖で注目されているバスの稚魚「フライ」や「ワカサギ」が主流になっていきます。こういったベイトフィッシュが多く集まる場所を探す上で地形変化など【動かない物】の把握も必要ですが、それ以上にベイトフィッシュがどのレンジに居るのか?水中で捕食行動しているのか?ルアーへの反応はどうなのか?を魚探画面を通して常に確認しながら釣りをするのがニュースタイルの釣り。ただしライブスコープやアクティブターゲット、360イメージを導入するにはそれなりにコストが必要になります。
正直どっちのスタイルもメリット・デメリットはあります。ライブスコープにバスが映るからといって絶対釣れるわけではないですし、ピンスポットで釣りをしてもそもそもバスが居ない可能性もあります。どっちのスタイルが良いのか?となると、どっちが正解とか間違いとかは無く、それぞれの考え方、スタイル、掛けれるコストに応じた釣りをするのが一番良いかと思います。シャローで流しながら巻いたりカバーを撃ったりする釣りであれば特に最新魚探を必要としない場合もあります(水深・水温が分ればOKみたいな)
最新ライブ系魚探の導入をお考えの方は一度自分の釣りのスタイルや目的を再考してみて下さい。そして導入に関して疑問などがあれば信頼できるショップさんなら相談にのってもらえますよ!
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