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巻き続けられるディープクランク
2022.08.06
先日公開した動画【激翔激潜クランク】でコジコジこと小島明久プロが使っていたディープクランクがスティーズクランク700。スティーズクランクと言えばダイワを代表するシステムクランクで今回の700以外にも100、200、300、400、500とラインアップされておりメーカー公式には水深約1.2m~約7.2mまでをカバーできるシステムクランクベイト。
画像 DAIWAウェブサイトより
https://www.daiwa.com/jp/fishing/item/lure/bass_le/steez_crank/index.html
今回使用したスティーズクランク700は水深約7.2mまでをカバーできるとありますが、ロングロッドを使って平均より飛距離が出せるアングラーであれば7.2mプラスαの水深でもキャストで楽々届きます。もちろん7.2mよりも深く潜るディープクランクはありますしラインを出してドラッギングで使えば10m超えなどさらに深く戻らせることは可能です。しかし深くまで潜るディープクランクは巻き感が重かったり風の抵抗で飛距離が安定しなかったりという事もあります。逆に巻き感の軽いディープクランクは6mを超えるようなレンジまで潜らなかったりかなり飛距離を出さないと潜らなかったりウィードやゴミなどが付いても気づきにくいという事もあります。スティーズクランク700はどのディープクランクより潜り、どのディープクランクよりも巻き感が軽い・・・という事はないですが「キャストで使う」ことを前提に1日巻き続けられる適度な巻き感と安定した飛距離が特徴です。ちなみに撮影時に小島プロが使用しているリールはジリオンSV TWのギア比6.3なのでローギアではありません。
動画内で紹介しているアクティブターゲットの映像を見ていただけると分かりますが、約30m程度のハーフキャストで巻き始めるとボートから17~18m付近まで巻いて水深約4mレンジ、ボートから11~12mまで巻くと水深約5mレンジに到達しています。そしてボートから5m付近まで水深約5mレンジをキープしてそこから上昇してピックアップに至ります。という事はスティーズクランク700で水深約5mのストラクチャーを狙うとすると30m程度のハーフキャストで使えば水深5mレンジを距離にして約6~7m探れることになります。5mレンジを狙う場合、一つ小さいスティーズクランク500を使う方法もありますが、700であればハーフキャスト程度でカバーできるのでキャスト自体が楽になり手返しが早くなり1日巻き続けるのも楽になります。そして浮力を活かした根掛かり回避能力も高く、今回の動画でもストラクチャーに掛かって止めて浮かせた瞬間のバイトでも釣れています。
琵琶湖での使用であればディープの魚礁やオダなどの沈み物に直撃して食わす!というのがメインになるかと思いますが、やはり巻物は巻き続けてこそ結果が出るルアーの一つでもあります。巻き続けるためにはそれなりに楽な使用感でないと疲れます。その点スティーズクランク700は圧倒的な飛距離、適度な巻き感、圧倒的な浮力を活かして一日巻き続けても疲れにくいディープクランクです。
撮影時にキャッチした4キロオーバー
撮影時にBRUSHスタッフがスティーズクランク700以外に海外、国内各メーカーの6mより深く潜るディープクランクを巻いてみましたが、お世辞抜きでトップクラスの巻き心地でした。これからの時期は北湖ディープのクランキングが最盛期となります。ディープクランクは疲れるから嫌・・・ドラッギングは難しくて苦手・・・という方!発売されたらぜひ試してみて下さい。