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バスボートの転覆事故
2023.03.03
昨日2日午前、北湖東岸沖島周辺でお二人が乗ったバスボートが転覆。1名がお亡くなりになり、もう1名は命に別状はないとのこと。この日は滋賀県各地に強風注意報が出ていて実際この時間帯BRUSHスタッフは北湖の湖岸にいましたが北寄りの強風が吹いて沖は荒れていました。
荒れている日にバスボートの事故・・・と聞くと走行中の事故をイメージしますが・・・
ここからはBRUSHスタッフの憶測ですが、事故現場のニュース映像を見ると転覆したバスボートのエレキが見た限り大きな破損はなく降りた状態(釣りをする状態)になっている事。助かった1名の方がボートにしがみつけた事。もう一つはニュース映像でボートが浮いている場所が沖島南端から真南沖だったことを考えると走行中ではなく釣り中の事故の可能性も考えられます。(沖島南らへんで釣りをしていて転覆後、南方向に流された?)
仮に走行中ではなく釣り中の事故だとすれば大きな横波を受けて転覆という可能性も無くはないですが、もう1つ考えられる原因は浸水。浸水が少量であればビルジポンプの排水で対応できますが、ビルジポンプで排水できる量以上の浸水があるとボート内にどんどん水が溜まります。
水が溜まって喫水が下がると普段は入らないような所からも浸水が始まるのでどんどん加速していきます。そして一定以上の浸水があると船外機やエレキ等の装備で重心が高いバスボートは簡単にひっくり返ります。
もし浸水だとしても原因は様々で大きな波を被って浸水、ドレンプラグの締め忘れ or 締付不足、船体の損傷(特に船底)、ライブウェルポンプ&ホースの破損や外れなどなど。
お一人の方は命に別状はないとの事なので、発表されるかどうかは分かりませんが原因はそのうち判明するかと思われます。
荒れた日の走行は無事走れたとしてもボートへのダメージは相当なものです。各パーツの緩みや欠損で思わぬトラブルになる事も考えられますので皆さんもご注意下さい。
下の動画は4年前の春に撮影した北湖激荒れの様子。
こうなるとバスボートで走行や釣りができるレベルではありません。
3月13日17時頃の琵琶湖。琵琶湖はこんなに荒れます。#琵琶湖 #びわ湖 #激荒れ #まるで日本海 #台風並み pic.twitter.com/wy9bz3WNO1
— BRUSH 琵琶湖情報 (@BRUSH_BIWAKO) March 13, 2019
BRUSH琵琶湖情報