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今だからこそ硬い物狙い
2023.07.17
ここ最近は流れが通るアウトサイドの釣りが好調の南湖。各レンタルボート店やマリーナの釣果情報も賑わっています。とは言え簡単というわけではなく、ノーフィッシュに終わる人もいるのが現実。
仕事柄ボートオーナーさんとお話しする機会が多くありますが、なかなか釣果が出ず苦しんでおられるアングラーの共通点として「ウィード狙い」をしている事が多いです。今は魚探も進化して実際に魚がライブ映像で見れる時代、さらによく釣っているガイドさんなどは沖のウィード狙いな事が多く今の南湖では主流の釣りとなっています。
ただウィードの釣りはハマると連発する事もありますがハズすと何も起こらないという事も多々あります。さらにウィード自体の成長具合や藻刈りの影響など状況が変わる事が多く釣りの再現性が決して高いとはいえません。でもウィード狙いは「自分だけのスポット」的な要素が多くビッグフィッシュ連発を夢見てアングラーはキャストを続けますw。
ウィード狙いはある意味、ハイリスク・ハイリターンなんです。
という事で「ウィード狙いで釣れないな~」とお悩みのアングラーは「バスは硬い物に付く」という基本に立ち戻り、沈み物系の釣りをやってみる事をオススメします。南湖で言えば目に見えない物なら魚礁(ゴロタ石)沈船、ハードボトム、その他の沈み物。目に見える物なら取水塔、一文字、リップラップ、杭、橋脚など。
これらのストラクチャーは長い年月動くことなくそこにあり続けます。
※朽ち果てたり埋もれたりはあります
南湖のウィードがどんどん増えていった時代はウィードに依存するバスが増えて沈み物狙いの意味が薄れた時もありましたが、現在のウィードの密度であればそれなりにバスが付いてる可能性は高いです。
■沈み物を狙うメリット
1 狙う物がハッキリしてるので釣りに集中しやすい
2 ルアーがストラクチャーに当たりゴリゴリ感がイイ
3 サイドスキャン魚探があれば比較的簡単に探せる
北湖の魚礁など大規模なストラクチャーはそれなりに時間がかかりますが、南湖の魚礁や沈船など小規模なストラクチャーであれば数投で答えが出るので釣りにメリハリができます。
今のウィード狙いはライブソナーを見てバスやベイトフィッシュの有無、レンジ、追い方など意識する事が多いですが、沈み物の釣りは単純明快!スポットを見つけさえすればあとは集中して数回投げる。デカイ魚は1~2投で食う事が多いです。数投なのでライブソナーなんて見ずにキャスト!見るのは移動前に「バス居たのかな?」ぐらいでw。
こういう沈み物は実際そこでは釣れなくもそこを起点にウィードの釣りにも繋げられるので、知っていて損はありません。ライブソナーを使ってもなかなか釣れない方は基本に戻って硬い物を狙う・・・気が向いたら試してみて下さい。