TOPICS
比べるのはナンセンス
2024.06.02
ここ数年、技術の進歩によるハイテク魚探の登場でボートでのバス釣りが大きく変化しています。サイドイメージ(サイドスキャン)や360イメージングまではバスがいる可能性がある地形変化やウィード、沈み物など季節や状況に応じて狙うスポットを探すためのツールでした
※直接魚を探す事もできますがリアルタイムではない
しかしライブスコープやアクティブターゲット等のライブソナーの登場によりいる可能性があるスポットを探すのではなく、バスそのものをリアルタイムに映す事が可能になり遊びとしてのバス釣りが劇的に変化しました。
そしてこんな時代なので定期的にSNS等や仲間同士の会話でも温度差は様々ながら「ライブソナー論争」が勃発します(笑)
■ライブソナー肯定派の意見(一部)
魚の有無を確認できるので無駄を減らして効率的
国内、海外問わずトーナメントでは必須
一度使ったらやめられない止まらない
■ライブソナー否定派の意見(一部)
高額過ぎてドン引き
導入しても釣果が上がるとは限らない
これは魚釣りですか?
他にも様々な意見があると思いますがスタッフXがここ数年でお聞きした意見で多かったのはこんな感じです。
実際、日本でもアメリカでもトーナメントの結果を見ればライブソナーの有効性は明らかです。ただ一から導入するにはやっぱり高過ぎる・・・
現在、日本国内でバスボートの新艇を購入しようとしたら20フィートクラス以上ならほとんどのメーカーで余裕の1000万円オーバー!それに高性能魚探等の装備を充実させたらプラス数百万円、下手すりゃ2000万円近くにもなります。一般家庭から考えれば家買うレベルです(笑)
ライブソナーだけで考えても以前、魚探エレキマニュアル動画でも紹介したように正規取扱店で購入の場合、魚探本体6~7インチクラス+振動子で52~60万円前後。ただ6~7インチの画面は現実的ではないので最低限の9~10インチで考えると65~70万円前後、一般的な12インチクラスで考えると100~120万円前後になります。
高額でも5年~10年ノートラブルで使い続けれるのであればまだいいですが、バスボートという雨風吹き曝し、衝撃、直射日光、湿気という過酷な環境で使っているのでどうしてもトラブルは避けられません。数年で故障した場合どうするのか?を考えた上で検討されることをおススメします。
ちょっと話がコストの方へそれましたが、これだけ高額アイテムなので導入は計画的に・・・という事ですwあとライブソナーを導入したからと言って必ず釣果が増えるわけではありません←これかなり重要
ライブソナーを使っていて毎回コンスタントに釣ってくる人でも理想がさらに高いため毎回「んん~・・・」と常に難し顔をされている方もいれば、ライブソナーを使っていなくて釣果が出なくても毎回楽しそうにしている方もいます。
ライブソナーを使ってたくさん釣っている釣果を見て、ライブソナーを使っていない人が「○○ガイドはあんなに釣ってるのに・・・」とか「○○トーナメントではあんな凄いウエイトが出てるのに俺は・・・」なんて比べるのはナンセンス!まったくの別物と考えて、それぞれがそれぞれの環境で楽しめればいいんです!
先日公開した下野さん動画、普段から見て下さっている方はご存じだと思いますが下野さんは基本的ににバウ側に普通の2D魚探1台のみで釣りをしています。このスタイルに「時代に合っていない」など否定的な意見をお持ちの方もおられますが、このスタイルが下野さんの答えなんです。なので高性能魚探勢と比べるのはナンセンスw
こちらも先日公開した、おくむむらさとしプロの動画。ちなみにおくむらプロはこの春からライブスコープを導入していますが、今のところほぼ使っておらず撮影の日はバッテリーのトラブルで電源すらいれていません。釣り方を見ていただければわかりますが、こちらも下野さんと同じく高性能魚探レスの釣りですw
■まとめ
琵琶湖で開催されているトーナメントの結果やSNS等でポストされる凄い釣果を見ていると「やっぱ琵琶湖すげ~!」「琵琶湖には夢がある」というポジティブな意見がある一方、「結局装備にお金かけた人が釣るんでしょ」とか「なんかしらける」というネガティブな意見があるのも事実。
せっかくバス釣りという楽しい遊びなのに、無意識にでも人と比べてしまって楽しくなくなってしまうのはもったいない。釣りは遊びなので超高性能バスボート+魚探でも2馬力ボートでもオカッパリでもそれぞれ楽しさがあります。人と比べても意味がない!それぞれがめいいっぱい楽しみましょう。
BRUSH琵琶湖情報