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ルアーの色のハナシ@下野流BASIC
2024.11.11
先日公開した【紀州釣り ウキのハナシ 下野流BASIC】の中で後半に出てくるルアーの色の話の部分をピックアップ。
相変わらずの下野節で口は悪いですが(笑)言ってる事は真理だと思います。
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ここからはBRUSHスタッフXの見解ですが、ぶっちゃけ究極を突き詰めれば色の差はあると思います。ただそれを水槽やプール規模ではなく実際のフィールドで確証を導き出すのは100%不可能です。
例えば仮にグリパンを使っていて全然釣れない・・・試しにスカッパノンに替えてみたら釣れた!なんて事は皆さん経験あると思います(色は仮定です)でもそのスカッパノンで釣れたバスがグリパンのままだったら食ったか食わなかったは正直検証のしようがありません。魚釣りは自然相手の遊びなのでまったく同じ条件は二度とありません。もしグリパンに戻して次のキャストで食わなかったとして「やっぱりスカッパノンが正解やな」って思ってもスカッパノンで釣れた時のバスの数、位置関係、向きなど条件は確実に違うので100%色の差とは言い切れません。
さらにルアーにはスピードやアクション、レンジなど色以外の要素もたくさんあるので本当に色の差が決め手だったかはバスにしか分かりません(笑)複数人で釣りをしていて同じルアー、同じリグで色違いを投げていて特定の人だけ釣れていたとしてもまったく同じスポットにルアーを入れてるわけではないですし毎キャスト水中の条件も変わるので、アクション等の要素は関係なく色の差!と言い切るのも難しいです。
ましてや人間に個人差があるようにブラックバスにも個体差はあるはずです。特定の条件で特定の個体に効く色はあるかもしれませんが、それすらも状況によってコロコロ変わります。色は光の反射でしかないので光源、光量、光の方向等で人間の目には見え方が変わりますしバスの目でも見え方が変わるハズ。
実際のフィールドでは天気、太陽の高さや向き、濁り、波、水深、水質等で光の強弱は変わります。光が変わるという事は色の見え方も変わります。これに先ほどのルアーのアクション等の要素を実際のフィールドに当てはめれば検証のしようがありません。
■参考動画■
もしバスが捕食するエサに合わせた色が正解であればリアルカラーのルアーしか世に出ないはず。でも実際は色んな色のハードルアーやワームが発売されていますし、実際ワームの人気カラーはどちらかと言えばリアルカラー系よりはグリパン等の色の方が定番となっています。
それでも各メーカーさんが昔から様々な色を出しているのは特定の条件にアジャストするためというのもあると思いますが、一番は下野さんも言っているように「自分の好きな色を見つける」ためにあるように感じます。好きになる条件は人それぞれ・・・自身が今までの経験で一番釣果が出ている色でもいいですし、好きなプロやガイドさんが推してる色でも良いですし、直感でも良いですし。そしてそれを信じて使い続けるのが釣果に結びつくように感じます。
ただし魚釣りは遊びなので色んな色で楽しむのもあり!
下野正希インスタグラム