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暑くなったらバスの扱いにご注意を!!
2024.08.05
(再掲載)
私たちバスアングラーは食べもしないバスを釣って喜んで、写真を撮って、生き物の命を弄ぶ(もてあそぶ)ような行いを日々続けているわけですが、少しでもバスのダメージを減らしたいという思いは共通だと思います。
ルアーの針に掛けられたバスは逃げようと必死で全力疾走を続けて逃げられなくて、バスにとっては息の出来ない空中に引き上げられて、その時点で息も絶え絶えの苦しみを味わっています。そして、バスにとっては大迷惑でしかない写真撮影のために地面やボートデッキに転がされて、あぁでも無い・こうでもないと写真を撮られます(涙)
特に夏場は気温も高いし、地面やボートデッキは50度・60度という温度まで熱くなっている場合が多いので、バスの大事な表皮の粘膜が傷つけられて感染症にかかる可能性が極めて高くなってしまいます。
そこで、魚の扱いに慣れていない初心者さんは以下のようなことに気を付けて、少しでもバスにダメージを与えない工夫をしましょうね。
・バスの表皮に優しいラバーランディングネットなどを使い、出来るだけ素早くランディングしてバスの体力消耗を防ぎましょう。
・釣ったバスは乾いた手で触らない
・釣ったバスは乾いた地面に置かない。高温になったボートデッキ等に置かない
(出来ればラバーネットに入った状態で地面やデッキに静かに置くか、草の上などに置く)
・サイズ計測はメジャーシートなど滑らかな表面の素材を水で濡らし、温度を下げたうえで、出来るだけ速やかに計測しましょう。
・バスの写真をアレコレ撮りたい気持ちはわかりますが、その一枚・もう一枚がバスの命を削ります(彼らは鰓呼吸ですからね)ので、手短にね。
以上、簡単に書いてみましたが、これがベストではありません。アングラー一人一人が出来るだけ気を付ければ良いことだと思いますので、出来る範囲でバスをいたわって釣りを楽しんでくださいませ。
知人には下記のようなことをしている人もいますよ。
バーブレスフックの使用
サイズ計測は記録級しかしない
自身にとって特別なバス以外は水中でフックを外す
なんて工夫をしてますね。
それから、フィッシングガイドさん達がバス持ち写真ではなく、デッキに置いた状態でバスの写真を撮っている場合がありますが、なぜでしょうか。
例えば、止むを得ず(レクチャーのお手本として)自分で釣ったバスを、ゲストさんの手を止めて撮影してもらいたくない、だけどプロモーション上でやむを得ずデッキにバスを置いて写真を撮ったりする場合もあるようです。そういった際、彼らはバスの扱いに慣れたプロですから、表面の温度を確認した上で撮影したりもしていますので、写真だけを見て一概に『バスが火傷するでしょ!』なんて思わない方が良いかも知れません・・・・
なんにせよ、私たちが趣味とするバスフィッシングは、自分の遊びのためにバスの命を弄んでいる行為です。その中で、各自が出来る範囲でバスの扱いに気を付けてバスフィッシングを楽しみましょうね。