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琵琶湖の生態系守ろう 滋賀銀、ニゴロブナとワタカ放流
2019.12.23
産経新聞
https://www.sankei.com/region/news/191222/rgn1912220007-n1.html
滋賀銀行は、近江八幡市の琵琶湖で、固有種で絶滅危惧種に指定されているニゴロブナとワタカの放流式を行った。高橋祥二郎頭取や同行の従業員とその家族ら20人が参加し、ニゴロブナ、ワタカ合わせて計1200匹の稚魚を放した。
滋賀銀は琵琶湖の環境と生態系を守ろうと、平成19年から、滋賀の伝統食「ふなずし」の原料になるニゴロブナと、水草を食べるワタカの稚魚の放流を行っており、今回で13回目。今年は定期預金と投資信託をペーパーレス化することで削減できた紙代120万円を稚魚の放流事業を行う県水産振興協会に寄付した。
高橋頭取は放流式で「『お金の流れで地球環境を変える』をテーマで13回目を迎えた。拠出金、放流量よりも取り組みそのものに意味がある。琵琶湖と生態系を守り、生かすことが役目だ」とあいさつした。
その後、高橋頭取や県の西嶋栄治副知事らが桟橋に並び、バケツに入った稚魚を湖に放った。参加した彦根市の浅尾真悠さん(11)は「魚は小さくてかわいかった。ふなずしも今度食べてみたい」と話していた。