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琵琶湖のアメリカナマズ、堰全開放流で遡上か 成魚14匹捕獲
2021.12.22
毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20211222/k00/00m/040/023000c
滋賀県水産試験場は琵琶湖と瀬田川での特定外来生物アメリカナマズ(チャネルキャットフィッシュ)の2021年度の捕獲状況を明らかにした。
6月までの定期調査では、瀬田川洗堰(あらいぜき)上流から琵琶湖にかけての捕獲数はゼロだったが、7月から確認された。体長40~50センチの成魚もおり、同試験場の石崎大介主査は「瀬田川洗堰の全開放流に伴い、成魚が洗堰下流から上流に遡上(そじょう)した可能性がある」と指摘。
洗堰上流での定期調査では、20年11月の1匹捕獲以降、22年6月までアメリカナマズが捕獲されなかったが、7月から捕獲され始めた。21年度の捕獲総数は235匹と、232匹だった前年度並みで、洗堰下流が145匹を占めた。洗堰上流の瀬田川は69匹(前年度53匹)、琵琶湖南湖は21匹(同9匹)だった。