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ホンモロコ 漁獲量回復の兆し 食べる文化復活課題に
2022.11.30
毎日新聞
https://mainichi.jp/graphs/20221128/mpj/00m/040/110000f/20221128k0000m040360000p
1990年代半ばから激減していた琵琶湖の固有種ホンモロコの漁獲量が増加の兆しを見せている。
*ホンモロコの漁獲量は90年代前半には200トン以上あったが、95年以降は急減して2004年にはわずか5トンに。
県は06年度からホンモロコ資源回復事業に着手。稚魚800万~1000万匹の放流のほか、さまざまな取り組みの結果、ホンモロコの漁獲量は近年少しずつ上向き、20年は33トンに。推定資源量も07年に20トンだったが、19年以降は100トンを超え、21年は190トンにまで回復した。
しかし、県水産課は「長年のホンモロコ低迷による取り扱い店舗の減少が、漁師の取り控えにつながっている。ホンモロコを消費する文化が薄れ、需要が戻らない」と危機感を抱く。
毎日新聞